【定義・定理・公式】高校数学基本事項 - 数学Ⅱ - 剰余の定理と因数定理
以下, の整式を , などと書き, に数 を代入したときの の値を と書く。
例)
整式 を整式 で割ったときの商を ,余りを とすると が成り立つ。
剰余の定理・因数定理
【定理】
剰余の定理
整式 を1次式 で割ったときの余りは
※整式 を1次式 で割ったときの余りは
因数定理
1次式 が整式 の因数である
※1次式 が整式 の因数である
組立除法
組立除法は整式 を1次式 で割ったときの商 ,余り を求める簡便法である。
を で割るとき
$\begin{array}{ccccc} a & b & c & d & | \underline{k} \\ & ak & mk & nk & \\ \hline a & m & n & R & \\ \end{array}$
として,商 と を求める。
例)
の商と余りを求める。
$\begin{array}{ccccc} 1 & 0 & -10 & 2 & | \underline{-2} \\ & -2 & 4 & 12 & \\ \hline 1 & -2 & -6 & 14 & \\ \end{array}$
- 1行目に割られる式の係数 $1$,$0$,$-10$,$2$ と割る式 $x+2=x-(-2)$ の $-2$ を書く。
- 3行目の一番左に,1行目の一番左の $1$ を下ろす。
- 下ろした $1$ と右上の $-2$ の積 $-2$ を2行目の2列目に書く。
- 1,2行目の2列目を縦に足し,和 $0+(-2)=-2$ を3行目の2列目に書く。
- 同様に,今書いた $-2$ と右上の $-2$ の積 $4$ を2行目の3列目に書く。
- 1,2行目の3列目を縦に足し,和 $-10+4=-6$ を3行目の3列目に書く。
- 同様に,今書いた $-6$ と右上の $-2$ の積 $12$ を2行目の4列目に書く。
- 1,2行目の4列目を縦に足し,和 $2+12=14$ を3行目の4列目に書く。
- 結果,商が $x^2-2x-6$,余りが $14$ となる。
※ のように割る式の1次の項の係数が1でない場合, と変形し, を先に行い,最後に を行う。ただし,余りは最初に求めたものである。
$\begin{array}{rcl} 8x^3-2x^2-7x+6 & = & (4x-3)Q(x)+R \\ & = & (x- \frac{3}{4}) \cdot 4Q(x)+R \\ \end{array}$