【定義・定理・公式】高校数学基本事項 - 数学B - 【補足】1次独立と1次従属
1次独立と1次従属
【定義】
1次結合
個のベクトル ,,……, と実数 ,,……, を用いて, の形に表されたベクトルを ,,……, の1次結合という。
1次独立
,,……, の1次結合について
$x_1\vec{a_1}+x_2\vec{a_2}+……+x_n\vec{a_n}=\vec{0}$ $\Rightarrow$ $x_1=x_2=……=x_n=0$
が成り立つとき, 個のベクトル ,,……, は1次独立であるという。
1次従属
1次独立でないベクトルは1次従属である。
平面・空間ベクトルの1次独立と1次従属
平面ベクトル
平面上で ,, のとき,, を実数とすると
- 任意のベクトル $\vec{p}$ は $\vec{p}=s\vec{a}+t\vec{b}$ の形にただ1通りに表される。
- $s\vec{a}+t\vec{b}=\vec{0}$ $\Leftrightarrow$ $s=t=0$
が成り立つので,2つのベクトル , について
$\vec{a}$,$\vec{b}$ が1次独立 $\Leftrightarrow$ $\vec{a}\neq\vec{0}$,$\vec{b}\neq\vec{0}$,$\vec{a}\nparallel\vec{b}$
2つのベクトル , が1次独立であるとき,3つ目のベクトル をどのようにとっても,,, は1次従属になる。
空間ベクトル
空間において同じ平面上にないベクトル ,, に対して,,, を実数とすると
- 任意のベクトル $\vec{p}$ は $\vec{p}=s\vec{a}+t\vec{b}+u\vec{c}$ の形にただ1通りに表される。
- $s\vec{a}+t\vec{b}+u\vec{c}=\vec{0}$ $\Leftrightarrow$ $s=t=u=0$
が成り立つので,3つのベクトル ,,\vec{c} について
$\vec{a}$,$\vec{b}$,\vec{c} が1次独立 $\Leftrightarrow$ $\vec{a}$,$\vec{b}$,\vec{c} が同一平面上にない
3つのベクトル ,, が1次独立であるとき,4つ目のベクトル をどのようにとっても,,,, は1次従属になる。
まとめ
平面上では
- 1次独立なベクトルを,最大で2つ定めることができる。
- 任意のベクトルは,1次独立な2つのベクトルの1次結合で表される。
空間では
- 1次独立なベクトルを,最大で3つ定めることができる。
- 任意のベクトルは,1次独立な3つのベクトルの1次結合で表される。